9S<ナインエス>X イラストラフ集


何点も描いて頂いたラフの中から、
いくつかピックアップしてみました。
ちょっとした裏話付です。

10月10日発売の、電撃MAGAZINEでもラフ集&メイキングが掲載されます。
こちらでは公開していない無機物生物達も掲載されるので、
そちらもぜひチェックしてみてください!








まずは主人公、由宇のラフです。
今回はシベリアということで、さすがにいつもの由宇の服装では
無理がありすぎるので、右上のものや現在の表紙のような、
ジャケットを着た由宇になりました。

由宇というキャラはけっこう難しく
山本さんの時でも最初に五種類くらい候補をいただいたり、
三巻くらいまでは何回かリテイクを出しながらの
手探り状態でした。

1〜4巻のころは、由宇自身あまり感情を出すわけではなかったですし、
もともと明るく表情豊かな少女というわけではでないので、
難しいヒロインかもしれません。

左上や右下のような、挿絵にもなっている状況がはっきりした由宇は、
本文があるのでイラストレータさんからも読者の方から見ても
イメージが固まりやすいかも。
毎回難しいのは抽象的なシーンの表紙や中表紙などですね。

今回の表紙は、新章ということもあり、今までのどこか憂いがある由宇から、
「強い意志を持って運命に立ち向かおうとする由宇」
というイメージで描いて頂きました。
表紙のまっすぐな眼差しの由宇がとても好きです。
                                 


もう一人の主人公、闘真です。
私が一番気に入ったのは、全身像の闘真。
キャララフの段階でも、躍動感があってすごく好きなイラストでした。
この闘真のシーンをどこか本文に入れたかったくらいです。

しかし実際のところ、裏と表のある闘真は、
一番難しいキャラかもしれません。
表の闘真も左下のように、優しい少年のときもあれば、
戦っているときのように厳しい表情のときもあるわけで……。
担当氏ともども、たくさんおくられてくるキャララフを見ながら、
迷いに迷いました。

由宇や闘真はラフでうんぬんというより、
本文の中のシーンの状況で、ほんの微妙な書き分けを
要求される難しいキャラなのだなあ、と実感しました。
今回は裏闘真の出番がなかったので、
裏闘真を挿絵で早く見たいです。
あ、そのためには闘真が人格切り替わらないとですね。
11巻では果たして?



一発OK、迷いなく決まった二人、麻耶&怜です。
二人のコンビの出番がなかったのが本当に残念。
マガジンの短編では見られるでしょうか?

ここには載せていませんが、怜の全身像もかっこいいのですよ!



クレール、クレールママ、イヴァノフも一発OKでした。
もう言うことはなにもございませんという感じで、
全員見事にイメージ通り。

特に新キャライヴァノフは、服装といい、今にも
作中のセリフをそのまま言いそうな感じといい最高。


イヴァノフといえば、いかずち隊のデザインも、
かっこいいです。

マモンのスーツといい、今回はコンバットスーツ祭り?
でしたね。
同じ巻で同じような遺産が出ると、デザインするのも
大変だと思うのですが両方とも私の脳内以上でした。




今回、思わぬ登場のしかた&大活躍のアリシア。
口絵のカウガールは担当氏のアイディアでした。
ウエスタンでアメリカンなアリシアさん、素敵でした。

そうそう、バレットM82Aを構えるシーン、
増田さんのところには、もちろん銃器類の資料が行くわけですが、
バレットはものすごく大きな銃で、
人間が構えている写真はすべて男性のものしかなく。。
女性が持ったときのグリップやスコープの位置など、
アリシアが持ってかっこよく、なおかつリアリティを崩さない
バランスに非常に気を使って描いてくださったそうです。





八代、マモン、岸田のシベリア遠征三人組です。
こちらも全員一発OK。

マモンのスーツは特に気に入りました。
いかずち隊といい、今回はコンバットスーツの資料が
どれだけ増田さんのもとに届いたのでしょう?

遊び心で八代がメガネっ子になっております。
これはこれで八代らしいエセ知的な感じがして、
私はとても好きでした(笑)。
といいつつも、いきなりメガネっ子にはできないので、
本稿ではメガネなしにしていただきましたが、
いずれ、このメガネ八代は何かで登場させたいですね。

そして岸田博士。お腹のあたりがマモンに好かれそう。
もちろん一発OKなのに
挿絵にはやはり登場せず。さすが岸田博士!
次巻では登場するでしょうか?


あとがきで噂の風間様です。
もともと一巻発売当初から、9Sを読んでくださっていた増田さんが
一番好きですと公言されていたキャラなだけに、
こちらも一発OK、イメージ通りです。
しかし、あとがきにも書いたように、今回、裸の少女二人の前で
クールな表情をする風間をイラストにするわけにはいかず……。
こんなにかっこいいのに…。




今回出番がなかったADEMの面々です。
小夜子、あきら、萩原。
こちらも皆一発OKでした。

優しげな白衣の小夜子、かわいい。
あきらの表情もいいし、萩原君はちゃんとPランク持ってます!
作者も忘れかけてた、それぞれの身長差が
きっちり反映されていて、さすがと思いました。







今回は、無機物生物達もデザインしていただきました。
フロスやマッレウスなどなど、どれもすごくかっこよかったです!
挿絵にならなかったのが残念ですが、
11巻では彼らが暴れまくってくれることでしょう。

他にも違うヴァージョンのキャララフや、
伊達、勝司、才火などなど……、
全部載せてしまうと期待と面白みが半減&
編集部からもお叱りを受けてしまうので、
そちらは電撃MAGAZINEや新刊でのお楽しみということで!